
■「チャーハン大賞」選考会に潜入!の巻
昨年12月から開催していた「チャーハン大賞」が、3月26日に終了しました。後日、都内某所で開かれた大賞を決定する審査会に、ライター&漫画家の北村ヂンさんが潜入してきました。果たして、大賞を獲得したのはどの作品なのか……!? チャーハン番長たちが悩みに悩みぬいた、現場の様子をレポートします!
神長 私が選んだのはこの2作品 です!
■やればできる
おじいさんがはじめて覚えた料理がチャーハンだったというイラスト作品なんですが、初めて作った料理って、やっぱり特別なものですし、思い出が残りますよね。
そういう気持ちが絵からも伝わってきて、すごくいいなと思いました。
■「男の料理」を地で行くチャーハン
これはとにかく美味しそう! 10分くらいこの写真を見ちゃいましたもん。
卵とチャーハンの絡め方も斬新だし、写真のシズル感(※みずみずしさ)って大事ですね。
津島 僕は、自分で作ったりお店を探したり、試行錯誤してチャーハンの美味しさを追い求めるような作品が気になりました。
自分も開発するときは同じような気持ちなので共感しましたね。
■うまいチャーハンとは一体なんだろうか?
美味しいチャーハンを探して色々な店を巡る中で「チャーハンに入っている黒いポツポツは何だろう?」という疑問に行き当たり、「これは鍋の歴史だ!?」と発見する作品です。
「ザ★チャーハン」にも黒いポツポツが入っているので、この探究心に共感しました。まあ「ザ★チャーハン」のポツポツは、鍋の歴史じゃなくて、マー油ですけどね。
■僕とチャーハン
少年が、自分なりにお金が無い中で色々と材料を買ってきてチャーハンを作ったら、それをお母さんが褒めてくれた。それを今の奥さんへの気持ちにつなげている漫画なんですが、ほっこりしましたね。
ウチの嫁も、わりと私に料理させるタイプなんで、その点でも共感しました!
■冷凍食品を使ってつくる、エクストリーム系チャーハンのつくり方
これも共感なんですけど、ウチもこのくらいの娘がいるので、こんなへっぴり腰でチャーハンを作ってくれたら嬉しいなって思いました。「ザ★チャーハン」を野外で作ってくれているのも嬉しいですね。
向井 イラストや漫画、文章と、方向性が違う作品ばかりだったから選ぶのに苦労しましたが、とにかく読んで面白くて、心に残った作品を選びました。
■「男の料理」を地で行くチャーハン
これはね……、べらぼうに美味そうだなって思いましたね。
ウチの父がよく作ってくれていた卵焼きに似ているんですけど、それをこんな風に豪快にチャーハンに乗せたら、そりゃあ美味しいだろうなって。
コレ、油については書いていないけど、ごま油を使ったら美味しいと思うんですよね、絶対に!
■冷凍食品を使ってつくる、エクストリーム系チャーハンのつくり方
娘と一緒にはじめてチャーハンを作ったという話なんですが、はじめてのチャーハンという瞬間と、へっぴり腰っぷりがいいなって。すごくカワイイですよね!
そのチャーハンがウチの「ザ★チャーハン」だということにも感動しました。
■ザ★チャーハンの作り方
これはマニアック。
「ザ★チャーハン」のパッケージを本物そっくりに描いてくれたんですが、とにかく技術が素晴らしいですよね。描くの大変だったろうなー。
田中 どれもよくて絞り込めなくって、こんなに沢山になっちゃったんですけど……。他の3人とかぶっていますが、いいものはいいですからね!
■冷凍食品を使ってつくる、エクストリーム系チャーハンのつくり方
チャーハンが子どもと親をつなげていることにほっこりしますよね。野外で冷凍チャーハンという発想もなかったので新鮮でした。
■ザ★チャーハンの作り方
これはやっぱり技術力ですよね。最初、これが絵だって気付かなかったですから。2、3回見直してやっと理解できましたよ。
■うまいチャーハンとは一体なんだろうか?
「お米、卵、チャーシュー、葱。基本的にチャーハンのメンバーは変わらない。にも関わらずお店によって価格や人気が異なるのだ。この現象が妙に引っかかった。」
という疑問を探求していく作品です。開発者としての気持ちをくすぐられましたね。
■僕とチャーハン
この漫画作品は、「自分で作ったチャーハンを人に食べてもらえると嬉しい」という気持ちがよく出ていますね。
僕も結構料理をするんですけど、料理の上手い下手じゃなくて、手間も時間もかけて作っていると、自然に美味しく感じてしまうんですよね。そんな、料理と人をつなぐ気持ちというのが伝わってきます。
■やればできる
ご年配の方が新しい一歩を踏み出している感じに心を打たれました。イラストもいい雰囲気ですよね。
……ということで「チャーハン大賞」は、badさんの「冷凍食品を使ってつくる、エクストリーム系チャーハンのつくり方」に決定しました。おめでとうございます!
その他の特別賞の発表はこちらのページで。